Linux ネットワークを学ぼう その2

今回は、ネットワークの各種確認方法と設定ファイルの確認を行って行きます。
ネットワークの設定では、コマンドを使った設定と、設定ファイルに設定値を記述する方法があります。
コマンドを使った設定では、一時的な変更の為、システムを再起動すると元に戻ってしまいます。
永続的な設定は、設定ファイルに設定値を記述する事で行います。

基本コマンド

ping コマンド

ネットワークの疎通確認はpingコマンドを使用します。

コマンド説明
pingネットワークの疎通確認をする。
書式ping [オプション] [ホスト名/IPアドレス]
オプション-b ブロードアドレス宛にICMPパケットを送信する
-c 回数 指定した回数だけICMPパケットを送信する
-n 名前解決を行わない(ホスト名ではなくIPアドレスで表示する)
実行例ICMPパケットを3回だけ送信する
$ ping -c 3 192.168.56.1
ping コマンド
ping
実行例

hostname コマンド

ホスト名の通確認はhostnameコマンドを使用します。

コマンド説明
hostnameホスト名を設定・表示する。
ホスト名を指定するとホスト名を変更する事が出来る。
書式hostname [オプション] [ホスト名]
オプション-f FQDN(ホスト名+ドメイン名)で表示する
-i IPアドレスを表示する
実行例ホスト名を表示する
$ hostname
hostname コマンド
hostname
実行例

ip コマンド

ネットワークデバイスの状態を通確認はipコマンドを使用します。

コマンド説明
ipネットワークインターフェースやルーティングテーブルを管理する。
書式ip オブジェクト [サブコマンド] [デバイス]
オプションlink ネットワークデバイス
address IPアドレス
route ルーティングテーブル
サブコマンドshow 表示する
list 表示する
add 設定する
実行例1ネットワークインターフェース enp0s3 の情報を表示する
$ ip link show enp0s3
実行例2IPアドレスを表示する
$ ip address show
ip コマンド
ip
実行例1
ip
実行例2

設定内容の確認

/etc/hostname

ホスト名は、/etc/hostname ファイルで確認します。

hostname
/etc/hostname

/etc/hosts

ホスト名やIPアドレスは、/etc/hosts ファイルで確認します。

hosts
/etc/hosts

/etc/services

サービス名とポート番号、プロトコルは、/etc/services ファイルで確認します。

services
/etc/services

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