Scratchのコードを学ぼう
前回は、Scratch(スクラッチ)の基本について学びました。
今回は、Scratch(スクラッチ)のコードを色々と書いてみます。
プログラミングの3つの構造
プログラミングは難しいそうに思われますが、実は3つ基本構造の組み合わせで出来ています。
この3つの構造さえ覚えてしまえば、簡単です。
1.順次実行
コードは、ブロックを組み立て順に実行されます。
2.条件分岐
ある条件によって、次の実行内容が分かれます。
3.繰り返し
あるコードをずっと繰り返し実行します。
コードを組み立てよう
それでは、実際に以下のブロックを組み立て実行しましょう。

プログラミングを始める時に最初に「HelloWorld!」と表示させるコードを書く慣例があります。
Scratchではこの様になります。
スプライトが「こんにちは!」と1秒間言います。

スプライトが右へ10歩移動します。

スプライトが次の衣装になります。

「ずっと」の繰り返しのブロックがあります。
このブロック中に指定したコードがずっと繰り返えされます。
ここでは、「次のコスチュームにする」コードと「0.5秒待つ」コードが繰り返されますので、スプライトの衣装がパラパラと見えます。

ニャーの音が鳴ります。

コードが上から順に実行されます。

「ずっと」の中コードが繰り返し実行されますので、スプライトが移動して画面の端についたら、跳ね返り、左右行ったり来たりします。

スプライトの位置が画面中央へ移動します。
スプライトの位置は、座標で指定します。
画面中央の位置はx座標:0 y座標:0になります。

「もし」の条件分岐のブロックが2つあります。
右向き矢印キーが押された時は、右に移動、
左向き矢印キーが押された時は、左に移動します。

変数とは、色々な値を入れる一時的な箱のようなものです。ここでは、コードによって値を変更しています。
例えば、回数や得点をカウントする時に利用します。

メッセージは複数のスプライトの間で、やり取りを行う時に利用します。
ここでは、一方のスプライトからメッセージ1を送り、他方のスプライトがこのメッセージ1を受け取り、Hello!と言います。

コメントは、どんなことをしているかを忘れない様にメモすることです。
プログラミングではコメントを書くことが大事です。
コードの実行には、直接影響はありません。
当教室では、スクラッチを使用したこどもプログラミング教室を開校しています。
一緒にプログラミングを楽しみましょう。