Pythonチュートリアル 5章 データ構造(9)

タプルとシーケンス

今までリストや文字列について学んできました。これらはインデックスやスライス演算など、共通の性質がありました。これらをシーケンスデータ型を言います。また、シーケンスデータ型には、もうひとつタプル型があります。
ここではタプル型について説明します。
・タプル型は、複数の値をカンマ , で区切って記述します。
・通常は全体を丸括弧 () で囲んで記述します。
・タプルは 不変なオブジェクトです。
・一つの要素を持つタプルは、値の後ろにカンマ ,を記述します。
・空のタプルは空の丸括弧ペアを記述します。

7行目、11行目でタプル型のt変数を定義しています。
7行目が()を使わない定義の方法です。
11行目が()を使った定義の方法です。
タプル型を定義した後は、タプル型の中身とtype関数で型を確認しています。
17行目は、タプルは不変(オブジェクトの値を変えられない)の為、エラーとなります。

4行目の記述の場合には、文字列型になります。
8行目で一つの要素をもつタプルを記述しています。
13行目で空のタプルを記述しています。

20行目でタプルを定義しています。
24行目でタプルをアンパック(複数の要素を分解して各変数に代入)しています。
アンパックには、左辺に要素と同じ数の変数が必要になります。

まとめ

今回は、シーケンスデータ型であるタプル型について説明しました。
次回は、集合型について説明します。