Pythonチュートリアル 5章 データ構造(10)

集合型(セット)

今回は集合型(セット)について説明します。
集合とは、重複する要素をもたない、順序づけられていない要素の集まりです。
Set オブジェクトは、和 (union)、積 (intersection)、差 (difference)、対称差 (symmetric difference)といった数学的な演算もサポートしています。
集合型(セット)は中括弧{}、または 関数setを使用して生成します。

4行目、10行目、11行目でセットオブジェクトを生成しています。
重複される値は取り除かれて一意の値のみとなります。

14行目 差集合を求めています。(a の文字で b ではない文字)
17行目 和集合を求めています。(a または b または 両方)
20行目 積集合を求めています。(a と b の両方)
23行目 対称差集合を求めています。(a または b のどちらか片方だけ)
※表示結果は、わかりやすい様にsorted()関数を使用してソートしています。

まとめ

今回は、集合型(セット)について説明しました。
各種演算処理については、処理結果をもとに理解を深めましょう。
次回は、辞書型(dictionary)について説明します。