Pythonチュートリアル 6章 モジュール(3)

モジュール検索パス

モジュールをインポートする場合の検索パス(検索順)は、以下の順に行われます。
1.ビルトインモジュールの中より対象のモジュールを検索
2.sys.path変数で得られるディレクトリのリストから対象のモジュールを検索

sys.path変数を使う場合は、検索ディレクトリパスを追加する事ができます。ただし、この場合には、この追加した検索ディレクトリのパスは、一時的でこのスクリプト内のみで有効です。

常時モジュールを実行できるようにするには、対象のモジュールの格納場所(検索ディレクトリパス)を環境変数に追加します。
以下の環境変数の設定方法(Windows10の場合)を参照。

7行目でsysモジュールをインポートして、8行目でsys.path変数の中身を表示しています。
11行目では、検索ディレクトリのパスをsys.path変数に追加しています。

15行目でOSモジュールをインポートして、16行目で環境変数の中身を表示しています。

環境変数の設定方法(Windows10の場合)

以下の順に行います。
1.「コントロールパネル」-「システムとセキュリティ」-「システム」-「システムの詳細設定」ー
  詳細設定タブ-環境変数ボタンを押下します。
2.ユーザーの環境変数のpathを選択して編集ボタンを押下します。
3.新規ボタンを押下するとパスの入力が可能となるので、パスを入力してOKボタンを押下します。

まとめ

今回は、モジュール検索パスについて説明しました。
次回は、”コンパイル” された Python ファイルについて説明します。