Pythonチュートリアル 6章 モジュール(4)

「コンパイル済」Pythonファイル

モジュール読み込みの高速化の為、Pythonはコンパイル済みのモジュールを__pycache__ディレクトリにmodule.バージョン名pyc の名前でキャッシュします。
・Pythonファイルのコンパイルには、py_compileモジュールを使用します。
・コマンドラインからのコンパイルには、以下のコマンドを実行します。
 python -m compileall xxxxx.py

2行目でpy_compileモジュールをインポートして、3行目でhello.pyファイルのコンパイルを実行しています。
これにより、実行フォルダの中の__pychache__フォルダへコンパイルされた「hello.cpython-39.pyc」ファイルが作成されます。

「hello.py」の記述内容は以下となっています。

1行目でOSモジュールをインポートしています。
3行目で「hello World」の文字列を表示しています。
5行目でPAUSEコマンドを実行してプログラムの実行を一時停止しています。
以下がコマンドラインよりコンパイルされたファイルを実行した画面です。

コマンドラインより「hello.cpython-39.pyc」を実行しています。
「hello World」が表示されている事が確認できます。
※実行結果が直ぐに終了してしまう為、「hello.py」ファイルでPAUSEコマンドを記述して、実行を一時停止しています。

コマンドラインからのコンパイル方法

コマンドラインより以下の記述を実行します。
「python -m compileall hello.py」
__pychache__フォルダへコンパイルされた「hello.cpython-39.pyc」ファイルが作成されます。

まとめ

今回は、”コンパイル” された Python ファイルについて説明しました。
次回は、標準モジュールについて説明します。