Pythonチュートリアル 6章 モジュール(5)

標準モジュール

Pythonには標準モジュールのライブラリが付属します。これについては、「ライブラリリファレンス」という別のドキュメントに解説があります。
幾つかのモジュールは言語のコアにはアクセスしないものの、効率や、システムコールなどOSの機能を利用するために、インタープリター内部にビルトインされています。そういったモジュールセットはまたプラットフォームに依存した構成オプションです。
例えば、winregモジュールは Windows システムでのみ提供されています。 
1つ注目に値するモジュールとして、sysモジュールは、全ての Python インタープリターにビルトインされています。
sysモジュールのps1とps2は、インタプリターの一次プロンプト、二次プロンプトを指定する文字列です。
対話モードで実行中のみ定義され、初期値は '>>> ' と '... ' です。
変数 sys.path は文字列からなるリストで、インタプリタがモジュールを検索するときのパスを決定します。

ターミナルからpythonと入力してインタープリタを起動しています。
import sys sysモジュールをインポートしています。sys.ps1、sys.ps2でそれぞれ1次プロンプト、2次プロンプトの文字列を表示しています。
print(sys.path)でモジュールを検索するときのパスを表示しています。

まとめ

今回は、標準モジュールについて説明しました。
次回は、組込み関数 dir() について説明します。