Pythonチュートリアル 4章 制御構造ツール(3)

break文とcontinue文とループのelse節

break 文は、最も内側の for または while ループを中断します。
ループ文は else 節を持つことができます。
これは、for文でイテラブルを使い切ってループが終了したとき、または while文で条件が偽になったときに実行されますが、
break文でループを抜けたときは実行されません。

外側のfor文で2~9までループを行い、その中のfor文で、2~外側の回数-1までループを行います。
外側の回数の値と内側の回数の値で剰余が0の場合には、breakが発生し内側のループを抜けます。
内側のループでbreakが発生した場合には、else節は実行されませんが、breakが発生しなかった場合には、else節が実行されます。

continue文を使用すると、それ以降の処理を行わず、for文やwhile文のブロックの先頭に戻ります。

外側のfor文で2~9までループを行います。その中のif文で、外側の回数÷2の剰余が0の場合には、continueが発生し、以降の文を処理せずにfor文の先頭へ戻り次のループへ入ります。

pass文

pass文はなにもしません。構文的に文が必要なときに、プログラム的には何もする必要がない時に使います。
もう 1 つの使い方は、新しいコードを書いているときの関数や条件文の仮置きとしておき、後で必要な構文に変える場合などです。

while文の条件式が真(Ture)のため、処理を繰り返しますが、pass文の為何も処理されません。
なお、上記の場合は、終了条件が成立することが無いため、無限ループになります。
無限ループになった場合には、ターミナルより ctrl+c で中断します。

まとめ

今回は、for文やwhile文内でのbreak文、continue文、pass文について説明しました。
これらの文を使用する事で、余計な処理をすることなく効率的な処理を書く事が出来ます。
よく使用する構文ですので、しっかりマスターしておきましょう。