Pythonチュートリアル 3章 気楽な入門編(1)
コメント文
コメント文とは、ソースコードに後から見てどんな処理をしているかをメモとして残す事を言います。
プログラムの実行には、無視され影響はありません。
Python におけるコメント文は、ハッシュ文字#で始まり、物理行の終わりまで続きます。コメントは行の先頭にも、空白やコードの後にも書くことができます。
数値
インタープリタは、簡単な電卓のように動作します。
数値演算
x + y | xとyの和 |
x – y | xとyの差 |
x * y | Xとyの積 |
x / y | xとyの商 (floatを返す) -10 / 3 = -3.33333333333333 |
x // y | xとyの商を切り下げたもの 10 // 3 = 3 , -10 // 3 = -4 |
x % y | xとyの剰余 |
x ** y | xのy乗 |
対話モードでは、最後に表示された結果は変数 _ に代入されます。
Pythonでは、整数(int)と浮動小数点(float)だけでなく、十進数(decimal)や有理数(fraction)、複素数(complex)などの数値型をサポートしています。
文字列(string)
文字列を記述する方法は複数あり、シングルクォート(’)かダブルクォート(”)で囲みます。
特殊文字はバックスラッシュでエスケープされます。
print()を使うと\nで改行が生じます。\に続く文字を特殊文字として解釈されたくない場合は、最初の引用符の前にrを付けたraw文字列を使います。
文字列リテラルを複数行にわたり書くには、トリプルクォートを使います。改行文字は自動的に文字列に含まれますが、行末に\を付けることで含めないようにすることもできます。
まとめ
今回は、Pythonのコメント、数値、文字列について説明しました。
コメント文は本格的にプログラミングを始めると大事ですので覚えておくと良いでしょう。
数値演算は、色々と計算式を試して見て下さい。有理数と複素数はこんな数値もあるのか程度で良いでしょう。
文字列については、文字列の中にシングルクォートが含まれる場合は、ダブルクォートで囲むと良いでしょう。また、特殊文字はバックスラッシュでエスケープする事を覚えておきましょう。
次回は、引き続き文字列について説明していきます。